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イベントについて

ABOUT THE EVENT

京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAでは、7月12日(土)14:00より、ミヤギフトシ「American Boyfriend: Bodies of Water」開催に合わせ、トーク&リーディングイベント「QueerとZineとArtと」を開催します。東京・青山のアートブックショップUTRECHTのスタッフ、そしてTHE TOKYO ART BOOK FAIRのマネージャーも務めるミヤギをホストに、@KCUAにて出展中のアートブックEurekaポップアップストア内にて、クィアの作家による出版物を手がかりとしながら、アーティストたちが「書籍」というフォーマットの中で繰り広げる表現を探ります。

20世紀中頃から、時にアンダーグラウンドで、時にゲリラ的に制作・発表され続けてきた、クィアの作家によるZineをみながら、書籍というひそやかなフォーマットがもつ豊かな可能性・拡張性についてみてゆきます。


(以下、ミヤギフトシ「日本とクィアな表現」より抜粋)
2000年代、BUTTをはじめとした、あっけらかんとした男同士の性表現を取り扱うクィア雑誌がブームとなりました。それらの雑誌はティルマンスらの有名写真家が写真を担当するなどして大きな注目を集めました。同じ時期、LTTRというZineをつくるレズビアンの作家たちは、ブルックリンのクィアアートムーヴメントの中心的な存在となり、日記、裁縫、料理、ファッションといった「女性的」とされている手法を自らの表現ツールとして再構築し、表現の域を押し広げました。当時のブルックリンでは、ポール・セプヤ(Paul Sepuya)やクリストファー・シュルツ(Christopher Schulz)ら、ゲイの作家たちもまたZineのフォーマットでパーソナルかつセクシュアルな作品集を発表しはじめています。

なぜ、クィアの作家達は印刷物を表現の第一手段としたのでしょうか。このムーブメントを纏めたカタログ「Queer Zines」の編者であるアーティストのAAブロンソンは、クィアZineの起源について、パンクやビート文化、さらに遡って、ヨーロッパのアナーキストたちによるアンダーグランドの出版文化を挙げています。それらは、密やかな場所から独自のネットワークを広げ、強烈な声を発してきました。Zineは、アンダーグラウンドの流通網を通して他者と交流する最良のツールでもあったのです。時を経て、地下に撒かれた種が地上に芽吹きます。Queer Zineの動きは欧米を中心に大きな盛り上がりを見せ、高い評価を得ます。BUTT Magazineなどはより広い流通網を手に入れることに成功し、アメリカのアート系書店では必ず目にする程メジャーな存在になりました。

ミヤギフトシ「日本とクィアな表現」
http://fmiyagi.com/lang/jp/archives/865

Zine: 多くの場合、少部数かつ自費で出版された小冊子を指す。コピー機で複製したものをホチキスで留めただけという簡素なものから、凝ったデザインやフォーマットをとるものなど、さまざま。

クィア: ここでは非異性愛者、彼女・彼らによる、もしくはそれにまつわる表現を指す。

会場/展示室
Gallery A
日時
2014年7月12日(土)
14:00〜16:00
観覧料/参加費
無料
企画
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
主催
京都市立芸術大学
お問い合わせ
@KCUA TEL: 075-253-1509 MAIL: gallery@kcua.ac.jp
Venue(s)/Room(s)
Gallery A
Date(s)
2014.7.12 (Sat)
14:00 - 16:00
Admission/Cost
admission free
Curated/planned by
Kyoto City University of Arts ART GALLERY @KCUA
Organized by
Kyoto City University of Arts
Contact
@KCUA – Phone: +81-75-253-1509 / E-mail: gallery@kcua.ac.jp

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