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  3. タデウシュ・カントル生誕100周年記念レクチャー&シンポジウム

イベントについて

ABOUT THE EVENT

2015年4月、演劇のみならず奇才の美術家でもあったポーランドの異才タデウシュ・カントルの生誕100周年を迎えるにあたり、彼の偉業を演劇・美術の双方からのアプローチで回顧する記念事業(2015年10月を予定)の計画が進行中です。この記念事業の実施に先駆け、PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015の関連イベントとして、カントルの作品について、また演劇・美術の双方の分野にカントルが与えた影響をテーマに貴重な映像資料を交えたレクチャー&シンポジウムを開催いたします。20世紀の芸術に衝撃を与えたカントルを読み直すことで、改めて現代美術・舞台芸術の現実と未来を考えるきっかけになることを目指します。

 

第一部    レクチャー「タデウシュ・カントルの宇宙におけるオブジェ、マネキン、俳優たち」

ポーランドより演劇評論家、マウゴジャータ・ジェヴルスカ(MAŁGORZATA DZIEWULSKA 1944-)氏を迎え、タデウシュ・カントルの舞台芸術についてのレクチャーを実施します。

日時:2015年4月12日(日)15:00~16:30
場所:京都市美術館 PARASOPHIAルーム

 

第二部  シンポジウムと「死の教室」上映会

貴重なカントルの映像「死の教室」を交えながら、演劇作品に現れる音楽、美術的側面など多方面から考察し、現代的意義を探ります。

パネリスト:

山根明季子(現代音楽作曲家) やなぎみわ(現代美術家)
建畠晢(京都市立芸術大学学長(2015年3月末まで)/美術評論)
マウゴジャータ・ジェヴルスカ(演劇評論)
関口時正(東京外国語大学名誉教授)

司会:加須屋明子(京都市立芸術大学)
日時:2015年4月12日(日)17:00~19:30
場所:京都市美術館 前庭 ※雨天時にはPARASOPHIAルームにて開催
協力:Culture.pl

LOGO IP     CULTUREPL-poziom01

 

 

【講師・パネリストプロフィール】

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  • マウゴジャータ・ジェヴルスカ Małgorzata Dziewulska (1944- )

エッセイスト、演劇批評家、演出家。1970年、プワーヴィ市に実験的演劇センター「ストゥディオ・テアトラルネ」をピョートル・チェシラクらと設立。つづいてイェジー・グロトフスキの「ラボラトリウム〔実験工房〕」に協力。1991–96年の間はクラクフ市の劇場「スターリ・テアトル」文藝部で、1997–2002はイェジー・グジェゴジェフスキが総監督を務めるワルシャワの劇場「テアトル・ナロドーヴィ〔国立劇場〕」文藝部長、2002–2007年間ワルシャワの劇場「テアトル・ドラマティチネ」教育プログラム制作責任者などを務めた。1980年代はクラクフ市の国立ヤギェロン大学演劇学講座で、1994–2009年間は国立ワルシャワ演劇大学演劇論学科で教鞭を執った。月刊誌『テアトル』『ディダスカリア〔ト書き〕』『レス・プブリカ』などを編集。演劇論として高い評価を得ているその著書には、『裏切られた盟約と演劇』 (1985)、『藝術家たち、巡礼者たち』(1995)、『もう一つの現存』(2009)がある。2010年にはルドヴィク・フラシェンについての記録映画を監督した。現在、国立演劇インスティテュートにおいて「カントル・セミナー」を主宰・指導、またカントルの生まれた町ヴィエロポーレにおいて、過去の記憶に関する調査を近年進めている。


  • 山根明季子(やまね あきこ)

1982年大阪生まれ。音を視る、音で造形をデザインするというコンセプトで「ポップな毒性」をテーマに作品を描いている。京都市立芸術大学卒業、同大学院修了。ブレーメン芸術大学に派遣留学。日本音楽コンクール第1位、芥川作曲賞など受賞。2011年京都にて作品個展及びサウンドインスタレーションを行う。2012年2月福島、ニューヨーク及びワシントンでMFJ委嘱《水玉コレクションNo.13》上演、8月サントリー芸術財団委嘱の琵琶協奏曲《ハラキリ乙女》上演等。http://akikoyamane.com


  • やなぎみわ

1967年神戸生まれ、京都を拠点に活動。制服姿のエレベーターガールの写真シリーズなど、現代社会に生きる女性を扱った作品で90年代半ばから注目を集める。最初期の作品に案内嬢を使ったパフォーマンスがあり、その後の写真・映像作品にも演劇的側面は重要な作品要素であった。近年その演劇志向はより強まり、築地小劇場を題材とした演劇三部作『1924』(2011–12)が上演された。匿名の声というメディアに取り組んだ『ゼロ・アワー 〜東京ローズ最後のテープ〜』(KAAT神奈川芸術劇場、愛知県芸術劇場[あいちトリエンナーレ2013])を作演出。写真作品のモデルであった「案内嬢」は、劇中で狂言回しとして登場している。ヨコハマトリエンナーレ2014では、中上健次の『日輪の翼』を舞台化するための移動舞台車を発表。PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015では、台湾から横浜港へと輸入されたこの舞台車を引き継ぎ、制作・展示・パフォーマンス・演劇公演の実現を目指している。このプロジェクトは二つの国際展を横断するという画期的な試みとなる。www.yanagimiwa.net


  • 建畠晢(たてはた あきら)

美術評論家、詩人。1947年京都生まれ。1972年に早稲田大学文学部卒業。多摩美術大学教授、国立国際美術館長などを経て、2011年より2015年京都市立芸術大学学長。専門は近現代美術。1990年、1993年のヴェネチア・ビエンナーレ日本館コミッショナー、横浜トリエンナーレ2001、あいちトリエンナーレ2010のアーティステイック・ディレクターなどを務める。アジアの近現代美術の企画にも多数参画。詩人としての業績に、詩集『余白のランナー』(1991年、歴程新鋭賞受賞)、『零度の犬』(2005年、高見順賞受賞)、『死語のレッスン』(萩原朔太郎賞受賞)などがある。


  • 関口時正(せきぐち ときまさ)

翻訳家。東大仏文卒。1975年、クラクフ市のヤギェロン大学留学中に『死の教室』初演を観る。1992~2013年、東京外大ポーランド学科でポーランド文化を教える。1994年セゾン美術館主催展覧会『タデウシュ・カントル 我が芸術=旅=我が人生』を監修・翻訳。著書に『白水社ポーランド語辞典』(共編)、カントル論2篇を含むエッセイ集『ポーランドと他者』、訳書に『ショパン全書簡 1816-1831年――ポーランド時代』(岩波書店・共訳)、J・イヴァシュキェヴィッチ『尼僧ヨアンナ』(岩波文庫)等がある。今秋『S・I・ヴィトキェーヴィチ〔ヴィトカッツィ〕戯曲集』を出版(未知谷)。


  • 加須屋明子(かすや あきこ)

1963年兵庫県生まれ。1991年京都大学文学部哲学科博士後期課程修了、美学芸術学専攻。1989年より91年までヤギェロン大学(ポーランド)哲学研究所留学。国立国際美術館学芸課主任研究員を経て京都市立芸術大学美術学部准教授。専門は近・現代美術、美学。主な展覧会企画は「芸術と環境」1998年、「いま、話そう」2002年、「転換期の作法」2005年、「龍野アートプロジェクト」2011-14年など。主な著書は『中欧のモダン・アート』(彩流社、2013年、共著)、『中欧の現代美術』(彩流社、2014年、共著)、『ポーランドの前衛美術』(創元社、2014年)、『珠玉のポーランド絵画』(創元社、2014年、翻訳)など。

会場/展示室
京都市美術館
日時
2015年4月12日(日)
15:00〜16:30/17:00〜19:30
観覧料
無料
主催
京都市立芸術大学
共催
ポーランド広報文化センター、京都国際現代芸術祭実行委員会
お問い合わせ
Venue(s)/Room(s)
Kyoto Municipal Museum of Art
Date(s)
2015.4.12(Sun)
15:00-16:30 / 17:00-19:30
Admission
admission free
Contact