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展覧会について

ABOUT THE EXHIBITION

京都市立芸術大学 染織研究室で非常勤を含め17 年間教鞭をとり、後進の指導にあたってこられた内藤英治教授の退任記念展を開催します。藍による型染めを中心に一線で活躍されて来たその作品を展示します。それに合わせて、在任期間中に先生のもとで型染めを学び、現在活躍している若手型染作家たちの作品も展示します。

内藤英治先生退任記念展に寄せて
京都市立芸術大学学長 建畠晢

表現としての大いなる斬新さが工芸の伝統を踏まえた確かな技量に支えられていること。内藤英治先生の藍型染の世界の魅力を一言にすれば、そういうことになるでしょう。先生の作品はいずれも山岳、雪原、水面、草叢、木立ちなどの自然の光景をモチーフにしており、染としては極めて大胆に絵画的なイメージを取り入れた画面ということができます。しかしそれを可能にしているのは、傑出した型染の技術に他なりません。
画面に直接絵筆で描くのとは異なって、イメージを一旦、型紙に移すという間接性と同じ型をずらしながら繰り返し用いることができるという反復性は、自然のモチーフをリズムとして捉えるという、独特の効果を先生の作品にもたらしています。興味深いのは、そうしたプロセスを通じて、水面や雪原、あるいは砂原などに見られる紋様が、それも平行四辺形の連なりであるという不思議と言えば不思議な事実が浮かび上がってきていることです。その反復のパターンにこそ、先生ならではの絵画性と装飾性のふくよかな総合が見て取れるように私には思われるのです。
染めに見られる優美な紺色のグラデーションもまた、私たちの目を魅惑して止みません。一度全体を浅く染め、型紙をセットして糊を置いて再度染め、さらに型紙を重ねて染め直すという作業の繰り返しは、黒に近い濃紺から透明感のある空色まで、実にニュアンスに富んだ色調の豊かさを印象付けずにはおきません。色は与えるものではなく、植物からいただくものであるとも先生は語っておられますが、それを言い換えれば染めるという行為は能動的だが、色は受動的に自然から得るものであるということになるでしょう。
2001年から今日まで、11年にわたって本学の染織専攻の屋台骨を担ってこられた内藤先生は、卓説した工芸家であると同時に教育者としても学生部長の重責を二期務められ、また温厚で誠実なお人柄でも、学生や教職員に慕われておられました。心よりの感謝の念を捧げるとともに、また今後のますますのご活躍を祈念しております。
ありがとうございました。

同時開催:若手型染作家展
出品作家/梅崎由起子、小川久美子、北里美絵子、曽根亮子、増田晴香、むらたちひろ
会場:京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA2

Exhibition summary:
Title: Naito Eiji Solo Exhibition ( the Retirement Exhibition)
Genre: Textile Art (Dyeing)

Associated Exhibition:
Title:the Exhibition of young Dyeing Artists
Artists: UMEZAKI Yukiko, KITAZATO Mieko, OGAWA Kumiko, SONE Ryoko, MASUDA Haruka, MURATA Chihiro
Venue: @KCUA2

会場/展示室
@KCUA 1,2
日時
2012年1月6日(金) - 1月15日(日)
11:00〜19:00(最終入場18:45まで)
休館日
月曜
観覧料/参加費
無料
主催
京都市立芸術大学
お問い合わせ
@KCUA TEL: 075-253-1509 MAIL: gallery@kcua.ac.jp
Venue(s)/Room(s)
@KCUA 1,2
Date(s)
January 6 – 15, 2012
11:00~19:00(The last admission to the gallery is at 18:45 )
Closed on
Monday
Admission/Cost
Free
Organized by
Kyoto City University of Arts
Contact
@KCUA – Phone: +81-75-253-1509 / E-mail: gallery@kcua.ac.jp