1. HOME >
  2. 展覧会 >
  3. 部屋と宇宙と眠らない夜——1990年代前半を中心に
  1. HOME >
  2. EXHIBITIONS >
  3. KCUA Alumni Association Exhibition: The Early Nineties

展覧会について

ABOUT THE EXHIBITION

東西ドイツの統一と冷戦終結、ソ連解体とグローバル化の加速、湾岸戦争での多国籍軍によるイラクへの攻撃など、その後の国際社会を大きく動かしていく出来事のあった1990年代前半。日本国内においても、バブル経済のピークからその崩壊、そして阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件と、人々に大きな衝撃を与えた現象や出来事のあった激動の時代でした。

美術界の動きとしては、このような社会の動きからか、自らの新たな立ち位置を模索するような傾向が見られるようになります。例えばニューヨークやロンドンのアート・シーンで80年代から広まり一世を風靡していた、既存のイメージをカットアップ、サンプリング、リミックスして表現に取り込んでいくシミュレーショニズムに注目した美術評論家の椹木野衣による『シミュレーショニズム——ハウス・ミュージックと盗用芸術』が1991年に出版されると、若い世代の作家たちに特に大きな影響を与えました。ポップ・ミュージックやポップ・カルチャーなどとアートが結びついていくポスト・ポストモダンの思想は、バンド・ブームの中で育ってきた若者たちにとって、アートの世界と自分との接点とその広がりを感じさせるもの、とてもリアルなものであったがゆえに、彼らの心を射抜いたのだと言えましょう。また、これまで若手作家は、そのキャリアを積んでいく中で貸画廊を借りて展覧会を開くというのが主流でしたが、そうではなく、オルタナティブな作品発表の場所を自分たちで開拓していくような動きも活発化していきました。こうした流れの中で、京都市立芸術大学の学生たちも、学生の下宿アパートなど様々な場所を展示の場として使用するようになります。

90年代前半は、バブル崩壊から「失われた20年」とも呼ばれる長く続いた不景気の始まりというネガティブなイメージで捉えられがちな時代でもありますが、本展にて展示される、当時の本学学生の手による作品からは、この時期特有の若き表現者たちの躍動感、高揚感を見て取ることができます。

なお、前回の同窓会展に引き続き、資料研究の発表の場としての「アーカイバル・プラクティス・ラボ」の公開も合わせて実施します。

会場/展示室
@KCUA 1
日時
2018年2月17日(土)–3月4日(日)
11:00–19:00
休館日
月曜日
観覧料/参加費
無料
企画
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
状況のアーキテクチャー 2017 プロジェクト2「Still Moving: The ’80s」
主催
京都市立芸術大学
京都市立芸術大学美術学部同窓会象の会
助成
平成29年度 京都市立芸術大学 特別研究助成 2017-004
お問い合わせ
@KCUA TEL: 075-253-1509 MAIL: gallery@kcua.ac.jp
Venue(s)/Room(s)
@KCUA 1
Date(s)
Saturday, February 17 – Sunday, March 4, 2018
11 AM – 7 PM
Closed on
Mondays
Admission/Cost
Free admission
Curated/planned by
Kyoto City University of Arts Art Gallery @KCUA
Situation Design 2017: Project 2 “Still Moving: The ’80s”
Organized by
Kyoto City University of Arts
The Alumni Association of Kyoto City University of Arts
With funding from
Kyoto City University of Arts 2017–18 Special Research Grant 2017-004
Contact
@KCUA – Phone: +81-75-253-1509 / E-mail: gallery@kcua.ac.jp