1. HOME >
  2. 展覧会 >
  3. 出原司 京都市立芸術大学退任記念「かいじゅう vs かいじゅう」
  1. HOME >
  2. EXHIBITIONS >
  3. Tsukasa Izuhara Kyoto City University of Arts Retirement Exhibition: Kaiju vs Kaiju
出原司《クジラの袖振る》
Tsukasa Izuhara
出原司《Patchwork/Aspic》
Tsukasa Izuhara《Patchwork/Aspic》
開田裕治《彼方より》
Yuji Kaida
開田裕治《龍の夜》
Yuji Kaida
展示風景撮影:大島拓也
Photos by Takuya Oshima
展示風景撮影:大島拓也
Photos by Takuya Oshima
展示風景撮影:大島拓也
Photos by Takuya Oshima
展示風景撮影:大島拓也
Photos by Takuya Oshima
展示風景撮影:大島拓也
Photos by Takuya Oshima
展示風景撮影:大島拓也
Photos by Takuya Oshima
展示風景撮影:大島拓也
Photos by Takuya Oshima
展示風景撮影:大島拓也
Photos by Takuya Oshima
展示風景撮影:大島拓也
Photos by Takuya Oshima
展示風景撮影:大島拓也
Photos by Takuya Oshima
展示風景撮影:大島拓也
Photos by Takuya Oshima

展覧会について

ABOUT THE EXHIBITION

京都市立芸術大学美術学部版画専攻教授の出原司の退任記念展を開催します。

出原さんは、乳児が物をしゃぶることで物を一つひとつ確認するのとおなじように、世界をなぞりたいと希っている。世界を絵画のように小さく枠どるのではなく、実物大の世界に向きあい、その大きさにときめきたいと思っている。でもその世界も、そのなかの一つひとつのモノや生きものも、わたしたちはじつは複製、つまり実物を縮めた転写態で知っているだけ。鯨だって、実物を見た人がいったいどれだけいるというのか。

世界を「なぞる」とは、それを「うつす」ということ。実物を版で像として「写す」ことは、何かをそっくりそのまま他の場所に現われさせること、つまり「移す」ことでもあるのだ。

だがここで、「写す」ことから、実在とその投影、あるいは原物とその写しという前提を外せばどうなるか。うつろう「像」こそがモノとしての存在よりも先だということにならないか。どんな世界も「実在」ではなく「版」だということにならないか。そうだとすれば、面影や幻、空耳など、ふとよぎる、夢か現かおぼつかないものこそいっそうリアルに思えてくる。ということは、今回、相棒として招かれた開田裕治さんの《怪獣アート》もきっと、そうあったかもしれない出原さんの写し鏡なのだろう。

四年前の四月、わたしが京都市立芸術大学に着任した翌日に、キャンパスをぶらり巡るなか最初にのぞいたのが、出原さんの実習室だった。床はぴかぴかに磨かれ、備品や道具はみごとなまでに整然と並べられていた。「これも版画?」とギョっとさせられる自由奔放な作風と、その制作場所の整頓との大きな落差に、この人の仕事は信頼できると確信したのだった。

京都市立芸術大学学長 鷲田清一

退任記念展では僕の作品だけではなく、在任中、学⽣達と⼀緒に制作した同僚の先⽣⽅のリトグラフや、この展⽰のために久しぶりの呼びかけに答えてくれたゲストの怪獣絵師、開⽥裕治⽒のイラストレーションを展⽰する予定です。
僕は⾃らの作品をオーバーサイズプリントと呼称しています。版画ではあるけれど⽬の前にそびえ⽴つ偉物とでもいうようなものを⽬指して制作してきました。たぶん⼦供の頃、地蔵盆の野外上映会で⾒たゴジラなど、のちに怪獣映画と⾔われる⾒世物の記憶が元になっていると思います。開⽥⽒は僕にとって(本⼈は迷惑かもしれないかもしれないけれど)実はこんな⾵に⽣きたかったのかもしれないとずっと思ってきた、もう⼀⼈の⾃分のような存在です。今回彼は僕の⾒たかったかいじゅう(怪獣)を⾒せてくれるのですが、その作品はどんなに⽰唆に富んでいても徹底的に空想の世界です。向かい合わせになる僕の作品は版画なので何重もの写しという⼿順を踏んでいます。直接的という⾔葉の対極にあるもので真贋が定めにくいものと⾔えます。だからこそモチーフが、かいじゅう(海獣)であることが重要なのです。その⽣物が背負わされた僕たち⼈間の問題を、リアルサイズで表現しようとすると画⾯からはみ出てしまう版画の宿命のようなもどかしさを通して、かえって「リアル」を際⽴たせると考えているからです。かなり前から望んでいた⼆⼈三脚を実現できそうで楽しみでもあるのですが、同時に「vs」という前置詞が間にあるからには、⼀対⼀の対決物でもあるのでとても緊張しています。

出原司

開田裕治 氏(イラストレーター)

プロフィール:1953年兵庫県生まれ。京都市立芸術大学を卒業後,イラストレーターとしてデビュー。「怪獣絵師」という異名を持ち,特撮ファンはもちろん,幅広い層から支持を得ている。第24回ゆうばり国際ファンタスティック映画祭ファンタランド大賞市民賞受賞など,受賞歴多数。スティーブン・スピルバーグ監督作品『レディ・プレイヤー1』国内版ポスターを制作する他,作品展,イベントなどの活動多数。日本SF作家クラブ会員。

Exhibition commemorating the retirement of KCUA’s Printmaking professor Tsukasa Izuhara.

会場
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
展示室
@KCUA 1, 2
会期
2019年3月9日(土) – 3月24日(日)
開館時間
11:00–19:00
休館日
月曜休館
入場料
無料
主催
京都市立芸術大学
お問合せ
京都市立芸術大学 事務局 連携推進課(事業推進担当)
TEL: 075-334-2204(平日8:30–17:15)
Venue
Kyoto City University of Arts Art Gallery @KCUA
Room(s)
@KCUA 1, 2
Dates
Saturday, March 9th – Sunday, March 24th, 2019
Hours
11:00 AM – 7:00 PM
Closed on
Mondays
Admission
Free admission
Organized by
Kyoto City University of Arts
Contact
Kyoto City University of Arts (Office of External Relations)
Phone: +81-(0)75-334-2204
(Weekdays excluding national holidays, 8:30 AM to 5:15 PM)