KCUA EXHIBITIONS
京都市立芸術大学芸術資料館収蔵品展
ARTであしあと6 図案科卒業・修了作品 衣によそおう
本学芸術資料館の収蔵品より、京都市立美術工芸学校図案科卒業作品の中から、明治後期より昭和戦前期までの間に制作された衣装及び装身具に関わる作品を選び紹介した。長い歴史の中で伝統産業の分野に多くの人材を送り出してきた図案科であるが、その教育は図案意匠の制作に特化しており、実制作に結びつく教育は地域の工房にゆだねるなど、京都に根付いた分業体制の中で展開していた。結果として図案家の活動は見えにくくなり、今日ではその足跡が辿れない人も少なくない。
本展で展示した卒業作品は、京都における二大染織産業である友禅染と西陣織による制作のための図案である。当時、日清戦争後の日本の軽工業の発展を受けて、京都でも染物や織物の需要に応える必要が生まれてきた。出展作品から、京都染織産業界の華々しい発展と歩みを共にした衣装図案の世界から窺い知ることができる。
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- 会場
- 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
- 展示室
- @KCUA 1
- 開催日数
-
10日間
(2015年8月27日(木)–2015年9月6日(日))
- 企画
- 京都市立芸術大学 芸術資料館
- 主催
- 京都市立芸術大学
- お問い
合わせ -
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
Tel: 075-585-2010
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