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展示風景 撮影:大島拓也

KCUA EXHIBITIONS

状況のアーキテクチャー 2017 プロジェクト1「物質+感覚民族誌」成果発表展

移動する物質——十字路としてのアフガニスタン

拡張された場におけるアートマネジメント人材育成事業「 状況のアーキテクチャー 」で は、2017年度は《物質》《生命》《社会》というテーマのもとに七つのプロジェクトを展開した。大学が有する多岐に渡る資料体(作品・楽譜・文献・資料)の「創造的な活用方法」を探り、ジャンルを超えたモノの見方や新たな価値を創出することを目指した「テーマ1《物質》Transferring Matter: 創造的アーカイブ」の三つのプロジェクトのうちの一つ、「物質+感覚民族誌」では、本学芸術資料館に収蔵されている民族資料を、感覚民族誌学の視点から再検証した。本プロジェクトの受講者は、半年間にわたり学内外のさまざまな機関や施設でのレクチャーや展示見学ツアー、映像上映会、セミナーなどに参加しながら、民族芸術学や感覚民族誌についての知見を深めていった。本展はこのプロジェクトの成果発表として、1973年に本学教員5名(八木一夫、佐藤雅彦、田村隆照、冬木理沙男、山崎脩)が「彫刻・工芸における地中海・オリエント意匠の東漸に関する調査」の一環で中近東を横断した際に持ち帰った後に本学芸術資料館に「アフガニスタン民族資料」として収蔵された生活用品を、新たな解釈と独自の視点で捉え直して展示した。講師の佐藤知久と4名の受講生がそれぞれ展示を企画し、佐藤知久「ふつうの展示」、矢野原佑史「Polyphonic Mono-Logues」、中島明日香「perspective––モノの存在」、河野愛「収蔵品ホームステイログ」、増田和子「『曖昧さ』で隔てを越える」の五つのブースから成る展示構成となった。

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会場
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
展示室
@KCUA 2
開催日数
14日間
(2018年2月17日(土)2018年3月4日(日))
主催
京都市立芸術大学
助成
平成29年度文化庁「大学を活用した文化芸術推進事業」
企画
河野愛、中島明日香、増田和子、矢野原佑史
(状況のアーキテクチャー 2017 プロジェクト1「物質+感覚民族誌」受講者)
監修
佐藤知久(京都市立芸術大学芸術資源研究センター准教授)
藤田瑞穂(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA学芸員)
プロジェクトマネジメント
西尾咲子(「状況のアーキテクチャー」シニアプログラムコーディネーター)
お問い
合わせ

京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
Tel: 075-585-2010
メールでのお問い合わせは、
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展示風景 撮影:大島拓也

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