KCUA OPEN CALL EXHIBITIONS
2025年度申請展|Textile Nature & Cultural Studies #0
モノに学び、ものをつなぐ
― 水・土・虫・草木・獣毛・染料・布など ―
人は古代から、自然の中の様々な素材から糸をつくり、時に染め、時に織り、物をかたちづくってきました。本展では、そのような博物染織品の保全修整研究家である梶谷宣子氏が、長年ニューヨーク・メトロポリタン美術館に勤務のかたわら、世界各地で調査・収集してきた染織素材資料を中心に、「染織博物学(Textile Nature & Cultural Studies )」という新たな研究分野の実践として、氏の資料とともに、学生による実習の記録や映像をあわせてご覧いただきます。「染織博物学」とは、繊維の種類、構造、質感、色など、糸や布そのものがもつ物理的特性や素材の成り立ち、その意味を多角的に捉えようとする営みです。それは、身近にある物の源へと私たちの目を向け、新たな気づきをもたらしてくれるでしょう。
「モノ」からひろがる学びと、さらにつながる探求の始まりを、ぜひ会場でご体感ください。
藤井良子(京都市立芸術大学美術学部染織専攻 准教授)
梶谷 宣子(かじたに・のぶこ)
メトロポリタン美術館(ニューヨーク市)終身名誉館員
1955 自由学園卒業
1957–1963 自由学園工芸研究所
1964–1966 染織博物館(米国ワシントン首都市)博物染織品保全修復研修
1966–2003 メトロポリタン美術館(米国ニューヨーク市)染織品保全修復部長
1980–2002 ニューヨーク大学美術研究所 美術品保全修復学部(染織品)助教授–教授
2005– 京都市移住
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- 会場
- 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
- 会期
-
2025年8月17日(日)–2025年9月15日(月)
- 開館時間
- 10:00–18:00
- 休館日
- 月曜日
9月15日(月・祝)は開館
- 入場料
- 無料
- 主催
- 京都市立芸術大学(2025年度京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA申請展)
- 企画
- 藤井良子(京都市立芸術大学美術学部染織専攻 准教授 )
- 特別協力
- 梶谷宣子
- 参加学生
- 大塚ゆず、河崎日菜子、Kim Dongeun、滝 直、Zhang Mingwei、中村香琳、藤井凜胡、山田佳代子
- 研究協力
- 稲あゆ美、越村紗和子、小椋大輔、Ousavady Saisnith、Kongthong Nanthavongdoangsy、京都府立植物園、指月林、将積厚子、新田恭子、長岡純治、前田恵理子、高林弘実、ひろいのぶこ
- 技術協力
- 池田精堂(展示技術)、市川靖史(フォトスタジオ)、塩谷啓悟(デザイン)
- 協力
- 京都市立芸術大学美術学部同窓会象の会
- お問い
合わせ -
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
Tel: 075-585-2010
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