TALK

横内賢太郎「誰もに何かが」関連企画

トークイベント 2(ゲスト:mamoru)
  • 2020年10月3日(土) 19:0020:30

オンライン参加を希望の場合は要事前申込(事前予約をされた方のみにURL をお知らせいたします)。

  • 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(オンライン同時)

横内賢太郎がインドネシアで運営するアートスペースArtist Support Project に関連して、サウンドアーティストのmamoruとのトークイベントを行います。

@KCUA会場での参加は事前申込不要(当日はニュイ・ブランシュKYOTO 開催のため、22:00 まで延長開館)。オンライン参加を希望の場合は要事前申込。

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mamoruさん、
数年前にmamoruさんがオランダで作品をつくっている時に、コルネリアの事とかはやっぱりライクスミュージアムの作品で知ったのですか? その後自分も同行してジャカルタのVOC跡地をリサーチした時など、やっぱり変な感じでオランダの痕跡が残っているなとか、またオランダでも例えばインドネシア料理が日本でいう中華料理くらいの感じであったりする感じとかが、それぞれの場所に滞在することで、よりそのことが肌感覚で意味が通じるとかありますよね。自分は今年の2月末にジョグジャからオランダに来たので、これからそういうものに自分なりに何か気づくのかなと思いますが。その場所での感覚とかひらめきって意識してみたらきっと違ってきますよね。その辺のこととか、mamoruさんが鳥取でされているプログラムなどにも関わってますよね?

賢太郎くん、
コルネリアの話し。それがさ、ライクスミュージアムのアジア貿易関連の部屋あるじゃない? 所狭しと17世紀の調度品がおいてあって。リサーチはじめて、とりあえずという段階で訪れたんだけど、ものすごい視線を感じて、振り返った視線の先に……《ピーテル・クノル一家の肖像》(1665年)の中に描かれたコルネリアがたっていた。黒髪、撫で肩、色白、細面の女性にまさか日本人の血がながれてるなんて当時は知る由もなかったけど何か語ってる。そんな感覚。そこから数年間、いろいろな歴史の間にこぼれ落ちる声を拾いあげくに、コタ・トゥアを訪れて数百年の歴史の残骸を至近距離で撮影してまわった。あの時は本当に世話になりました!インドネシア的には大丈夫ですよって言いながらいろいろな場所に入り込んでいく賢太郎くんは本当に頼もしかった。住む土地を移すと気づくことがあるよね。そう言えばオランダに住み始めた頃、さらに昔住んでいたニューヨークの原型を感じたのを思い出しました。10月に話せるの楽しみにしてます。鳥取のこともその時に。

PS あの時コタ・トゥアで撮影した映像のトレーラー作ったよ。

約2分→ https://youtu.be/1cl_K6L15ik
ついでにもう一つ、レクチャー・パフォーマンスのトレーラーも。また時間のある際にでも見てみてください。5分くらいです。(本編は90分だけどね!)
https://youtu.be/OAIPQ-C_lOQ

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mamoru(アーティスト)

2016年ハーグ王立芸術アカデミー/王立音楽院(オランダ)マスター・アーティスティック・リサーチ修了。これまで身近な物や行為から生まれる微かな音をとりあげた「日常のための練習曲」、資料リサーチ、インタビュー、フィールドレコーディングを含む現地調査などを「リスニング」行為と捉え、過去、現在、未来/架空の音風景をテキストをもちいつつ想像する「THE WAY I HEAR」などの作品シリーズを国内外の美術館、ギャラリー、フェスティバル等で発表している。最近作「あり得た(る)かもしれないその歴史を聴き取ろうとし続けるある種の長い旅路、特に日本人やオランダ人その他もろもろに関して」では17世紀オランダで出版された地理本に描かれた「日本」を題材にしつつ、日蘭両国の植民地であったインドネシア、台湾でのフィールドワークを行い忘れられた歴史に耳を傾け「聴くこと」から知りうるオルタナティな現在を探求している。個人の活動と並行して「旅するリサーチ・ラボラトリー」(2014- 共同企画監修:下道基行)、School-in-Progress(2015- 共同ディレクター:山本高之)などのプロジェクトのディレクションも行う。

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言語
日本語 (他言語への通訳なし)
参加費
無料
申込
オンライン参加を希望の場合は要事前申込
お問い合わせフォームにて10/1(木)までにお申し込みください。イベント開始前までにURL をお知らせいたします。
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京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
Tel: 075-585-2010
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