LECTURE
共生と分有のトポス
オーダーメイド・レクチャー:取手アートプロジェクト《半農半芸》に学ぶ
- 2024年12月22日(日) 13:00–15:00
- 京都市立芸術大学
- 講義室 1(C棟1階)
芸術と社会の交差領域におけるメディエーター育成事業「共生と分有のトポス」[テーマ2:ケア「物語ること」──地域文化の再発明]での公開プログラムとして、美術家の岩間賢氏、アートマネージャーの羽原康恵氏によるレクチャーを実施します。お二人が長年携わってきた《半農半芸》(取手アートプロジェクト・コアプログラム)を例に、アートプロジェクトの企画・運営について具体例を交えながら学ぶ機会となります。
本レクチャーは、事前にいただいたアンケートの回答をもとに参加者のみなさまの興味や関心を反映して内容を構成いたします。
申込フォーム内にあるアンケートの回答については12月18日(水)にて締め切りといたしました。
未回答でご参加をご希望の場合は、当日会場受付にてお知らせください。
取手アートプロジェクト(TAP=Toride Art Project):
1999年より市民と取手市、東京芸術大学の三者が共同でおこなっているアートプロジェクト。
芸術による文化都市を目指す取手のまちをフィールドとして、アーティストの活動支援と、市民の芸術体験・創造活動の仕組みづくりにより、芸術表現を通じた新しい価値観の創造を目指して活動しています。
半農半芸:
取手アートプロジェクト・コアプログラムの一つ《半農半芸》は10年かけて旅する活動としてスタート。自然の要素を表現の軸に据えたアーティストたちとともに衣食住の新しい価値を創る試みに取り組んでいます。
活動拠点「TAKASU HOUSE」や「藝大食堂」を中心に、農業や伝統技術を支える地域の方々と創作活動を行う表現者たちが協働し、土地の革新的な可能性を開く活動を展開しています。
8つのテーマと21のキーワード:
○希望するトークテーマ
- アイスがこの地をつなげていけるか。
- 田んぼの土が教育評価を考え直せる種となるか。
- 踊りと唄から、大地を耕すことができるのか。
- 空を見上げることから、小さい地域の未来をつくれるか。
- 学食で働くスタッフたちが、若手芸術家を育むためにしてきたこと。
- なぜ穴を掘る学生が増えてきたのか。
- したいこと。したくないこと。しないといけなかったこと。
- 半農半芸とはいったいぜんたい どうなっているんだ。
○興味のあるキーワード
- アート
- アートプロジェクト
- アートセンター
- コミュニティ
- 地域社会
- 大学
- 行政
- 多主体連携
- 農
- 食
- 学食
- 自然環境
- 文化
- 教育
- 福祉
- 産業
- 継続性
- 運営体制
- アーティスト
- マネージャー
- ファンドレイズ・活動資金
- プロジェクト設計
- プロジェクト企画
- プロジェクト運営
- 記録・アーカイブ
- 拠点運営
- 立ち上げ・はじめかた
- 終わりかた・やめかた
講師プロフィール
岩間賢(いわま・さとし)
美術家。1974年千葉県生まれ。1997年東京藝術大学美術学部油画専攻卒業。1999年同大学大学院美術研究科修士課程修了(壁画)。2002年同大学大学院美術研究科博士後期課程修了(Ph.D)。2006年より3年間にわたり文化庁新進芸術家在外派遣研究員として中国で研修。その後、ユニオン造形文化財団と吉野石膏美術振興財団から研究助成を受け、東アジアで創作研究活動を行う。2015年から2023年3月まで愛知県立芸術大学美術学部にて准教授。2023年4月より東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻(壁画第二研究室)准教授。これまでに「京都芸術祭」(京都)、「最上環境芸術祭」(山形)、「森のはこ舟アートプロジェクト」(福島)、「越後妻有アートトリエンナーレ」(新潟)、「中国ビエンナーレ」(中国)、「旺山開天ビエンナーレ」(韓国)などで作品を多数発表。「遠い未来ではない、今から地続きの10年後の未来を多視点な角度から捉え、美術、音楽、ダンス、建築、農学、社会学、生命研究等、様々な分野が領域を超えて共振する新しい世界観・知の場をつくる必要がある」と考え、取手アートプロジェクト「半農半芸」(茨城)、「中房総国際芸術祭アート×ミックス」(千葉)、「東京ビエンナーレ2024」(東京)などのディレクターとして、多様な世代と分野の方々との共創プロジェクトや教育プログラムなどに取り組んでいる。
https://www.oh-mame.com
羽原康恵(はばら・やすえ)
NPO法人 取手アートプロジェクトオフィス包括ディレクター・理事/アートマネージャー。1981年高知県生まれ、広島、三重育ち。筑波大学で国際関係学を学び、同大大学院人間総合科学研究科芸術学専攻(芸術支援学)修了。大学院在学中に取手アートプロジェクト(TAP)にインターンとして関わる。2007-08年静岡県文化財団での企画運営従事を経て取手に戻り、事務局長のち現職。TAPの芸術祭型から通年型への転換期を担い、郊外におけるアートプロジェクトの実践を続ける。拠点・プロジェクトの企画運営、中間支援、人材育成などに取り組む傍ら、東京藝術大学社会連携センター特任講師としてもアートプロジェクトの実践の場を開く。
https://toride-ap.gr.jp/
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- 言語
- 日本語 (他言語への通訳なし)
- 参加費
- 無料
- 申込
- 要事前申込
申込フォームにて2024年12月18日(水)までにお申込ください。
- 主催
- 京都市立芸術大学
- 助成
- 令和6年度文化庁 大学における文化芸術推進事業
- お問い
合わせ -
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
Tel: 075-585-2010
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