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ワークショップ「生物多様性 – 美学 – 人工知能」参加者募集

2025.3.12

京都市立芸術大学は、2023年10月に京都駅にほど近い崇仁地域の新キャンパスに移転しました。この大学移転は、地域と大学自体の両方にとって、広義の生態系が部分的にリセットされた状態からの再出発を余儀なくするものだったと言えます。

「京都市立芸術大学移転コンセプト」(2015年8月発表)には、移転後の本学が社会に果たすべき役割として、「芸術であること:日常の価値観の外側に軸足を置く」「大学であること:新しい生き方、働き方、コミュニケーションの仕方についての社会実験を行う場」「地域にあること:新しい住民として、地域へのヴィジョンをもった場所・空間を創る」の3つが挙げられています。

移転が実現して1年半となる2025年度、上記の3つを軸として、濃密で質の高い教育環境を維持し、思考と表現の活動を丹念に積み重ねてきた実績、教育・研究の歴史、人材、芸術資料そして移転直後という状況も含めて京都市立芸術大学が有する資源と捉え、これらを創造的に活用した人材育成プログラム

「TOPOS:まなびあう庭としての芸術大学」

を始動します。


「TOPOS:まなびあう庭としての芸術大学」概要:
3つのコアプログラム(A, B, C)と2つの共通プログラム(D, E)
A:生物多様性──人間以上/多元世界
B:共にいること──経験の共有
C:創造と場の「演出」
D:レクチャーシリーズ
E:ラジオ・コモンズ
詳細については近日公開の予定ですが、本格的始動に先駆けて、上記のプログラムAに関する先行ワークショップを開催いたします。


「TOPOS:まなびあう庭としての芸術大学」
プログラムA 先行ワークショップ「生物多様性 – 美学 – 人工知能」

日時:4月4日(金)と4月5日(土)の2日間
場所:京都市左京区大原エリア(高野川流域)
講師:ジェン・ボー(アーティスト)、伊勢武史(京都大学フィールド科学研究センター)
募集人数:15名程度(応募者多数の場合は選考を行うことがあります)
言語:英語(逐次通訳あり)、日本語
主な対象:
文化芸術の担い手となることを目指す学部学生、大学院生
大学卒業・大学院修了から概ね10 年以内の若手芸術家(それ以上の活動歴のある方の応募も可能です)
文化芸術機関に所属する専門職、インディペンデント・キュレーターなどの個人事業主
など
内容(順番・詳細な内容は調整中):
この2日間のワークショップでは、「生物多様性 – 美学 – 人工知能」のテーマに関する重要な問題提起となるような問いを導き出します。(答えではなく問いとして)
①Ecosensibility Exercises:生物多様性と美学の感覚
・ジェン・ボーによるエクササイズ:気功、ドローイング
・その他、ワークショップ参加者発案のエクササイズ
②人工知能の基本的な考え方:歴史、現在、そして将来の可能性
・伊勢武史とジェン・ボーによるディスカッション
③歩きながら考え、個人およびグループで問いをまとめます。

申込方法:リンク先のフォームに必要事項をご記入の上、3月25日(水)までにお申込ください。

※3月20日(金)時点で定員を超えている場合は、締切を待たず、申込受付を終了する場合があります。
予めご了承ください。