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共生と分有のトポス
2024年度活動報告書
芸術と社会の交差領域におけるメディエーター育成事業「共生と分有のトポス」(令和6年度文化庁大学における文化芸術推進事業)の2024年度活動報告書。
京都市立芸術大学が移転した崇仁と隣接する東九条の二つの地域は、現在、再開発のただ中にあります。見慣れた風景が変化する中で地域に根付く独自の文化や暮らしはどのように変わっていくのでしょうか。そして、この問いは移転によって再編される大学そのものにも向かいます。芸術大学は、新キャンパスと新しい風景の中で
どのように再構築されるべきでしょうか。このプロジェクトでは、自分たちが知っていることや持ち合わせている技術を一度、疑い、立ち止まり、深く考えるところか
らはじめたいと思います。大学内の三つのグループ(京都市立芸術大学美術学部・芸術資源研究センター・ギャラリー@KCUA)と地域が協働する形で、共に生き、何かを共有するためのセッションの開講です。(田中功起/「共生と分有のトポス」2024年度のスタートに寄せて書かれたテキスト)
講師陣による「共生」と「分有」をテーマとしたテキストを中心に構成。各プログラムの参考文献リストも掲載。プロジェクト終了後のさらなる学びにつながるものとなるように、という願いが込められている。
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- 発行日
- 2025年2月28日(金)
- 価格
- 非売品
- 仕様
- A5判
本文160ページ
- 言語
- 日本語
- 編集
- 藤田瑞穂
肥後亮祐
- 校正・編集協力
- 内山幸子
山本夏綺
- 写真
- 吉本和樹
- 装丁・組版
- 柳澤裕樹(サクサクデザイン)
- お問い
合わせ -
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
Tel: 075-585-2010
メールでのお問い合わせは、
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Contents
収録内容
収録内容
はじめ(るため)に(田中功起)
いかにして共に生きるか、あるいは、いかにして共にいることはできるのか(田中功起)
「共に生きる」ための創造的実践──ミャンマーのアーティストとの協働から(居原田遙)
聞く、語る、ともにいる(瀬尾夏美)
一緒に居なくとも。真ん中が心許なくとも(アサダワタル)
ドキュメンテーションとアーカイブ︰人類学と芸術における(佐藤知久)
人間以上の薬効──治療の共⽣と分有をめぐって(モハーチ・ゲルゲイ)
共生と分有のトポス──フェミニスト・ケアの視点から(岡野八代)
「共有」と「分有」(榊原充大)
小さな風景とコモニング(乾久美子)
トポスとしての崇仁(藤田瑞穂)
芸術と社会の交差領域におけるメディエーター育成事業
「共生と分有のトポス」活動記録
参考文献リスト
ひとりの人間のライフスパンを超えて?(藤田瑞穂)
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