KCUA EXHIBITIONS
京都市立芸術大学美術学部同窓会展
戦ったあとの美術-1950年代を中心に
本展は、日本の美術の歩みを本学美術学部同窓会員の作品によってたどる展覧会企画の第三回展です。今回は1950年代に焦点をあて、美術における「戦後」を振りかえります。
もはや終戦から70年近くが過ぎようとし、語り継ぐ人々も少なくなりつつある現在、若い世代にとって戦後とは、実感のない、記録や物語あるいはノスタルジーの中でのものとなりつつあります。
終戦から1950年代までの時代とは、戦後体制の確立と冷戦や内戦のはじまりという新たな不安の中でのヒューマニズムが問われた時代といえるでしょう。そのような時代に、美術の世界ではジャンルを問わず様々な美術運動、展覧会が生まれ、協調しあるいは拮抗しながら大きなエネルギーを生み出していました。
本展では、こうした背景の下、京都市立絵画専門学校、京都市立美術専門学校、さらに京都市立美術大学へと生まれ変わるこの時代に在籍していた方々の作品を展覧しながら、美術にとっての「戦後」を、今の若い世代に伝えることを主眼とします。
同シリーズは今後、社会闘争と高度成長期の60年代、さらにオイルショックと消費社会の70年代へと続いてゆきます。
■出展作家(予定)
山本知克/濱田昇児/大野幹彦/阿部佳男/城了治/柳原良平/平田自一/内田宏/欠田誠/山田沙/大嶋八重子/井上平八郎/中谷健三/林剛/江口晃/西真/三宅五穂/中島智恵/竹内義夫
■主な展示内容
1945年から1960年までに京都市立絵画専門学校ならびに京都市立美術専門学校、京都市立美術大学に在籍していた方々の作品(京都市立芸術大学付属芸術資料館所蔵)を中心とした展示
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- 会場
- 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
- 展示室
- @KCUA 1
- 会期
- 2013年3月16日(土)–2013年3月31日(日)
- お問い
合わせ -
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
Tel: 075-585-2010
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