SPECIAL EXHIBITIONS
イザドラ・ネヴェス・マルケス「ヴァンパイア・イン・スペース」
SF的想像力で新しいウェルネスを探求する、ポルトガル代表の気鋭アーティストによる日本初個展
エコロジー、身体の定義、新たなテクノロジーの可能性と限界、クィアの権利といった現代社会が抱えるテーマに鋭く迫るイザドラ・ネヴェス・マルケス(Isadora Neves Marques/1984年ポルトガル生まれ)の作品は、現在、国際的な舞台で大きな注目を集めています。映画、詩、小説、インスタレーションなど多彩な手法を用いて、フェミニズムや性の多様性、植民地後の社会文化などに対する関心をSF的アプローチと巧みに融合させた彼女の作品は、進行中のグローバルな課題に深い思索を通じて応答します。それらは包括的な社会を築くための議論や行動の必要性を問いかけると同時に、未来に向かう私たちに新たな視点と想像力を呼び起こします。
ネヴェス・マルケスの活動を日本で初めて紹介する機会となる本展では、第59回ヴェネツィア・ビエンナーレで話題を呼んだ映像インスタレーション《Vampires in Space》(2022)を@KCUAの展示空間に合わせて再構成します。また、同作品と響き合う短編映像作品《The Ovary》(2021)や《Meat is Not Murder》(2021)もあわせて上映することで、彼女の作品世界をより多層的に紹介します。
《Vampires in Space》あらすじ
「宇宙はいつでも夜。」未知の目的地を目指す宇宙船に乗り込んだのは、さまざまな事情を抱えた5人のヴァンパイアたち。地球での社会的な制約や期待から逃れるようにして新たな旅へ出発する。答えのない孤独な宇宙を漂い、より良い生き方を模索するオープンエンドな物語である。
(3チャンネル・ビデオ・インスタレーション、サラウンドサウンド、38分、22 分、20 分、ループ再生)
*本展英題|Isadora Neves Marques: Vampires in Space and Other Fictions
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- 会場
- 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
- 会期
-
2024年11月4日(月)–2024年12月22日(日)
- 開館時間
- 10:00 am–6:00 pm
- 休館日
- 月曜日
11月4日(月・振休)は開館
- 入場料
- 無料
- 主催
- 京都市立芸術大学
- 協力
- Galleria Umberto di Marino
- 後援
- 在日ポルトガル大使館
カモンイス言語国際協力機構
- 企画
- 岸本光大
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
- お問い
合わせ -
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
Tel: 075-585-2010
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Artist Profiles
作家プロフィール
作家プロフィール
- イザドラ・ネヴェス・マルケス | Isadora Neves Marques
- 1984年、ポルトガル・リスボン生まれ。リスボン大学で美術を学び、ロンドン大学ゴールドスミス校にてアートアンドポリティクス修士号を取得。映画監督、執筆家、視覚芸術家として、ジャンルの枠を超えた活動を展開する。近年は、カンヌ国際映画祭(国際批評家週間)やトロント国際映画祭など各地で作品を上映。ヴェネツィア・ビエンナーレ、ソフィア王妃芸術センター、テート・モダンなど、世界主要都市の美術館やギャラリーで作品を発表し、国際的なアートシーンにおいてその存在感を高めている。2023年にペドロ・ネヴェス・マルケスから名義を変更した。
https://isadoranevesmarques.com/
Artworks/Photos
参考作品画像など