WORKSHOP

共生と分有のトポス|聞く/聴く:探究のふるまい

フィールドワーク:高瀬川サウンドウォーク「歴史と水音を辿る」
  • 2024年10月6日(日) 13:0016:00
  • 高瀬川(集合場所:二条大橋西側(ザ・リッツ・カールトン京都前付近・二条通北側))

芸術と社会の交差領域におけるメディエーター育成事業「共生と分有のトポス」[テーマ1:環境「聞くこと」──地域の再開発のなか]での公開プログラムとして、高瀬川サウンドウォークを開催します。

京都市立芸術大学新キャンパスの敷地内には、かつて運河として開削された人工河川である高瀬川が流れています*。本フィールドワークは、大学と地域とをつなぐものとして重要な役割を担う高瀬川沿いを歩きながら、その歴史・水音を「聴く」試みとなります。

高瀬川の源流である二条から出発し、史跡を辿りながら、要所要所で水音を聴いたり、サウンドスケッチを行っていきます。そして最後に、この日の体験をもとに高瀬川の音地図を作成します。

講師:川崎義博
コメンテーター:前田耕平

* 高瀬川は、江戸時代初期(1611年)に角倉了以・素庵によって物流用に開削された人工河川です。高瀬川の現在の流路は新キャンパスのE・F棟の付近、H棟とJ棟の間を通っています。


講師プロフィール:

川崎義博

サウンドアーティスト。京都市立芸術大学 芸術資源研究センター 特別研究員。一般社団法人サウンドアーカイブスジャパン 会長。90年衛星放送St.GIGA開局から、世界各地をフィールドレコーディング。番組制作多数。CD「バリ島」など15作品。93年「KYOTO-Koln 音の架け橋」を手がけ、’97年世界で初めてリアルタイムで世界の音が聞こえるWEBサイト「SoundExplorer」を制作。その後「SoundBum」「Aqua scape」「Forest Note」など手がける。日本科学未来館、金沢21世紀美術館で世界の音のインスタレーションや、日本科学未来館のプラネタリウム番組なども制作。1999年より東京藝術大学美術学部先端芸術表現科、和光大学、多摩美術大学で教鞭をとる。日本サウンドスケープ協会は立ち上げから関わり、震災後の調査、ワークショップなど多数行う。現在、京都市立芸術大学芸術資源研究センターで音響彫刻の研究を担当。

前田耕平

1991年和歌山県生まれ。関西を拠点に活動。2017年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻構想設計修了。自身のルーツとなる紀伊半島での風土や体験、同郷の博物学者である南方熊楠の哲学を根幹に「自然と人の関係や距離」をテーマに活動。国内外の自然地形や生態系、文化や信仰に目を向け、フィールドワークから、映像、パフォーマンス、インスタレーションなどの作品を制作。境界を問い、不可視に触れ、時に祭事のようにその過程と行為を展開する。近年の展覧会に「タイランドビエンナーレ 2023」(チェンライ)、個展「点る山、麓の座」(国際芸術センター青森)など。

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会場
高瀬川(集合場所:二条大橋西側(ザ・リッツ・カールトン京都前付近・二条通北側))
※集合場所は@KCUAではありませんのでご注意ください
言語
日本語 (他言語への通訳なし)
参加費
無料
申込
要事前申込(定員:5名)
申込フォームより10月4日(金)23:59までにお申込ください。なお、定員に達し次第申込受付を締め切ります
主催
京都市立芸術大学
助成
令和6年度文化庁 大学における文化芸術推進事業
お問い
合わせ

京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
Tel: 075-585-2010
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