展示風景(撮影:来田猛)

SPECIAL EXHIBITIONS

京芸 transmit program 2021

「京芸 transmit program」は京都市立芸術大学卒業・大学院修了3年以内の若手作家の中から、いま、@KCUAが一番注目するアーティストを紹介するプロジェクトです。
本展では、写生や模写から得た諸物を画面に配置することの行為性に着目しながら、図像としての絵画について考察する大槻拓矢(日本画)、美術史を中心的な主題として古典絵画から現代の視覚メディアまでの幅広い平面表現を研究しつつ、日本画の技材を使用した絵画制作を行う岡本秀(日本画)、縄文時代より続く日本の自然への信仰・生命・精神などにインスピレーションを得ながら、それらを独自の感覚と類稀なる表現力によって現代の世界に接続する漆造形を手掛ける北浦雄大(漆工)と、この3名の作家によるバンド「棒立ち」による展示を行います。
行為・空間・人・歴史などと自らの制作との関係性から同時代における表現のあり方を模索する、次世代のアーティストとして大きな可能性を秘めた若手作家たちの表現にご注目ください。

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作家
大槻拓矢岡本秀北浦雄大棒立ち
会場
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
展示室
@KCUA 1, 2
開催日数
13日間
(2021年4月17日(土)2021年6月6日(日))
企画
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
主催
京都市立芸術大学
お問い
合わせ

京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
Tel: 075-585-2010
メールでのお問い合わせは、
お問い合わせフォームからお送りください。

Artist Profiles

作家プロフィール

大槻拓矢(おおつき・たくや)
1989年 奈良県生まれ
2020年 京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻日本画修了

展覧会歴
2016年 「浮いてる。」(京都市立芸術大学/京都)
2018年 「第4回石本正日本画大賞展」(石正美術館/島根)
2019年 「たとえばここに飾るとして」(米原市醒井宿資料館/滋賀)
2021年 「Kyoto Art for Tomorrow 2021——京都府新鋭選抜展——」(京都文化博物館/京都)

受賞歴
2018年 ワンダーシード2018 入選
2018年 第27回臥龍桜日本画大賞展 入選
2018年 京都銀行美術研究支援制度 2018年度購入作品選抜
2019年 第37回上野の森美術館大賞展 入選(賞候補)
2019年 シェル美術賞2019 学生特別賞
2019年 FACE2020 入選
岡本 秀(おかもと・しゅう)
1995年 奈良県生まれ
2020年 京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻日本画修了

展覧会歴
2019年 個展「次元のえんそく(メタ−ピクニック)」(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA/京都)
2019年 個展「位置につく死体、幽霊の支度」(清須市はるひ絵画トリエンナーレ アーティストシリーズ Vol. 90/清須市はるひ美術館/愛知)
2019年 「暗黙知の技術」(FabCafe Kyoto/MTRL KYOTO/京都)
2019年 「たとえばここに飾るとして」(米原市醒井宿資料館/滋賀)
2019年 「公益財団法人佐藤国際文化育英財団 第28回奨学生美術展」(佐藤美術館/東京)
2020年 「梅津庸一キュレーション展「フル・フロンタル 裸のサーキュレイター」」(日本橋三越本店/東京)
2020年 「社会保険とスフィンクス」(Alternative space yuge/京都)
2021年 「じねんのいのち」(CADAN有楽町/東京)

受賞歴
2018年 第9回はるひ絵画トリエンナーレ 優秀賞
2018年 シェル美術賞2018 入選
2020年 VOCA展2021 現代美術の展望─新しい平面の作家たち─ 佳作賞・大原美術館賞
北浦雄大(きたうら・ゆうだい)
1994年 奈良県生まれ
2020年 京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程工芸専攻漆工修了

展覧会歴
2016年 「会津まちなかアートプロジェクト 会津漆の芸術祭」(末廣酒造/福島、2017年も出展)
2017年 「はならぁと 2017」(曽爾村/奈良)
2018年 「漆芸の未来を拓く—生新の時2018」(輪島漆芸美術館/金沢)
2018年 「アジア漆工交流プログラム in カンボジア」(Angkor Artwork/カンボジア)
2018年 「会津まちなかアートプロジェクト 会津漆の芸術祭」(松本家蔵/福島)
2019年 「自由に生きる—IAG ARTIST SELECTION 池袋回遊派美術展」(東京芸術劇場/東京)
2019年 「ことだま−浮上と継続− 北浦雄大・西村涼」(艸居ギャラリー/京都)
2019年 「たとえばここに飾るとして」(米原市醒井宿資料館/滋賀)

受賞歴
2017年 国際瀧冨士美術賞 優秀賞
2018年 池袋アートギャザリング 奨励賞(東京芸術劇場/東京)
棒立ち(ぼうだち)
2015年、バンドとして結成。「僕らも棒立ち、観客も棒立ち」をコンセプトにライブパフォーマンスを行う。主な発表に「棒立ちのオペラ」(2017/ロームシアター京都/京都)、「棒立ちのライブ」(2017/ゼスト御池/京都)、主な展示に「棒立ちのアーカイブ」(2018/京都市立芸術大学/京都)、「たとえばここに飾るとして」(2019/米原市醒井宿資料館/滋賀)などがある。

Installation Views

会場写真

岡本秀
  • 岡本秀《複数の真理とその二次的な利用》2020
  • 岡本秀《代理する広場》2021
北浦雄大
  • 北浦雄大《月の水》2021
  • 北浦雄大《月 阿吽》2021
大槻拓矢
  • 大槻拓矢《阻隔の塩梅》2021
  • 大槻拓矢《えりぬきの機会》2021
  • 棒立ち《アーカイブの棒》
棒立ち《何かのハリボテ》
  • 撮影:来田猛

Videos

動画