展示風景/撮影:来田猛
展示風景/撮影:来田猛

SPECIAL EXHIBITIONS

『Suujin Visual Reader 崇仁絵読本』刊行記念展

@KCUAでは毎年、国際的に活躍する海外作家の創造と実践に触れる機会として、展覧会や実践的なワークショップ、レクチャーなどを実施しています。2019年度の招聘作家の一人であるジェン・ボーは、大学移転という次なる大きな変化を受け入れようとする崇仁地域を舞台に、さまざまな専門を持つ人々とともに、より良き生態学的未来、全ての種の生物における平等をめぐるワークショップ「EcoFuturesSuujin」を実施しました。その記録や成果物は、個展「Dao is in Weeds(道在稊稗/道(タオ)は雑草に在り)」(2019年6–7月)にて、崇仁地域についての学びを深めるための空間「Suujin Study Room」として公開されました。
また、ジェンはこの展覧会の準備と並行して、自分が崇仁を知って魅了されたのと同じように、視覚的にこの街の魅力を伝えるための本を作り始めました。まず「Suujin Study Room」の中で、柳原銀行記念資料館からお借りした資料写真や京都市立芸術大学関係者やアーティストによる記録写真などで構成された草案が展示された後、より魅力的で、手に取る人が大切にしたくなるような本にするための編集作業が続きました。そしてこの春、1年半あまりの編集期間を経て、ついに『Suujin Visual Reader 崇仁絵読本』と名づけられた小さな本が完成しました。挿画は、ジェン・ボーの提言したワークショップの参加者であり、崇仁地域にあるアトリエで制作活動を行う美術家の森夕香によって描かれています。
刊行記念となる本展では、『Suujin Visual Reader 崇仁絵読本』原画、また森夕香が崇仁地域の植物をモチーフにした絵画作品などもあわせて展示します。大学移転の日が近づき、工事も始まろうとする現在、森がこの本の中に描いた小学校の校舎や街の風景のいくつかは既に失われています。この街と大学の未来が明るく、豊かなものとなるように。『Suujin Visual Reader 崇仁絵読本』が、その想いをつなぐ本となることを願っています。

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作家
ジェン・ボー森夕香
会場
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
展示室
Gallery A
開催日数
25日間
(2021年4月17日(土)2021年6月20日(日))
企画
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
主催
京都市立芸術大学
お問い
合わせ

京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
Tel: 075-585-2010
メールでのお問い合わせは、
お問い合わせフォームからお送りください。

Artist Profiles

作家プロフィール

ジェン・ボー
1974年北京生まれ、香港在住。アーティスト、研究者、文筆家として活動。地域の歴史についての緻密な調査から、政治的な史実、アーカイブなどの過去の事物の調査にそれらを結びつけ、雑草などの植物と協働しながら未来について考察する作品で知られる。彼は良き人新世のために、生態学的な叡智を求めて修行中である。
www.zhengbo.org
森夕香(もり・ゆか)
1991年大阪生まれ、滋賀育ち。美術家。京都を拠点に活動。日本画を出自として、身体と、それを取り巻くさまざまな事物との境界線をテーマに作品を手がけている。 近年の展覧会に、森夕香・西條茜 二人展「流転するあいづち」(2021/LOKO GALLERY、東京)、個展「一木一草」(2020/Kaikado café、京都)、個展「蔓延る脈」(2019/ギャラリー崇仁、京都)など。
www.yukamori.com

Installation Views

会場写真

会場風景/撮影:来田猛

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関連するイベント

「Suujin Visual Reader 崇仁絵読本」
編集:ジェン・ボー、藤田瑞穂
挿画:森 夕香
協力:柳原銀行記念資料館、京都市立芸術大学・京都市立銅駝美術工芸高等学校移転整備工事建築設計JV
装丁・組版:松本久木
発行:京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
ISBN 978-4-9911098-7-4 C0070
※展覧会初日発売。@KCUA・ウェブサイトより購入可能

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